こんな悩みを解決! 「7つの習慣を読んだけれど結局何をすれば良いの?」
「頑張るから、「刃を研ぐ」具体的な実践方法を教えて!」
「毎日やることが多すぎて気づけば夜になっている」
「なんだか自分のやりたいことが後回しになっている」
「人に頼まれると断れなくて予定がいつもパンパンになってしまう」
「7つの習慣を読んだけれど結局何をすれば良いの?」
「頑張るから、「刃を研ぐ」具体的な実践方法を教えて!」
「毎日やることが多すぎて気づけば夜になっている」
「なんだか自分のやりたいことが後回しになっている」
「人に頼まれると断れなくて予定がいつもパンパンになってしまう」
「7つの習慣を読んだ初心者が「よしやるぞ!と思ったけど、結局何から始めたら良いの?」と悩み、だんだんとやる気が無くなってしまうことは多いです。
私は、コロナ禍で様々な勉強を始めて、投資、オートファジー生活と30分の運動を2年、禁煙、英語学習、読書とストレッチを1年半継続しています。その中で出会った本が「7つの習慣」です。
「7つの習慣」の実践は本当にハードルが高く、日々悪戦苦闘しながら、真の習慣化を目指して挑戦し続けています。
この記事では、初心者でも迷わずに「7つの習慣」の習慣化を目指せるよう、「7つの習慣」の基本的な考え方から、具体的な実践例を解説します。
この記事を読むと「7つの習慣に挑戦する初心者が第7の習慣、「刃を研ぐ」の習慣化に向けて必要な考え方、コツ、実践例」が分かります。
具体例として、新しいことに挑戦するときのコツ、考え方、対処策を紹介しているので、途中でやめることが少なくなり、継続できる人間になれます。
私が実際に学び、実践し、挫折した経験をまとめています。「7つの習慣」に挑戦したい初心者の人は最後まで楽しみながら読んでください。
第7の習慣は徹底的な自己研鑽です。
自分の生活に取り入れやすい運動を始めましょう。
1日に1時間、身体を鍛える、リラックスさせることが重要です。
読書、勉強をしましょう。社会情勢にも目を配るべきです。
様々な人の意見を聞き、組織の中で貢献できることを探しましょう。
私的成功と公的成功、どちらにも必要な刃を研ぐことを忘れてはいけません。
成功に近道はないのです!
運動不足の身体では7つの習慣は達成できません。
第7の習慣はまさしく、第3の習慣の最優先事項に相当します。
長期的に見て最も重要なことです。
健全な心で、健康的な身体を鍛え、
知識を高めることで見識を深める。
最終的には影響の輪を拡大させ、公的成功をつかみます。
第7の習慣の達成に向けて
7つの習慣を読むことで、結局何をするべきなのか?
その大原則は書いてありますが、いざ実践するときには助けが必要です。
この記事では、これまでに私が学んだ中から、
知識、考え方、具体的な実践、アイテムなど、
「第7の習慣」の達成に役立つ情報をお届けします。
「エッセンシャル思考ー最小の時間で成果を最大にする」 (著: グレッグ・マキューン、訳: 高橋璃子) 」
エッセンシャル思考
「エッセンシャル思考」は多くの動画でも紹介されています。
「エッセンシャル思考」の簡単な要約
時間は誰にとっても平等ですが、自分だけはいつも忙しい気がしていませんか?「効率良く仕事をこなして成果を出す人」、「たくさん旅行やイベントに行って、公私ともに充実している人」、彼らはいったい何をしているのでしょうか?
著者は、「より少なく、しかしより良く」この「エッセンシャル思考」の基本的な考え方と、それを実行するための3つの技術を学び、実践することで、思い描いた人生や生活スタイルを手に入れることができる!と教えてくれています。
その3つとは以下の通りです!
・見極める技術
・捨てる技術
・しくみ化の技術
3つだけであれば、なんとか学んで日々の生活に取り入れられそうですよね!
「より少なく、しかしより良く」をモットーとする「エッセンシャル思考」は、7つの習慣で言うところの、第3の習慣「最優先事項を優先する」に直結すると思い、本書を学ぶこととしました。
ここからは、「エッセンシャル思考」を読んで私が大切だと感じたポイントや、実際にやっているな!と言う事例を紹介していきます。
エッセンシャル思考とは何か?
「エッセンシャル思考」とは、たくさんのノルマをこなすためのものではありません!本質的な考え方、やり方を変えるための「思考法」です。そのため、「エッセンシャル思考」を身につけるためには、身体に染みついてしまった「ものの見方」を大きく変える必要があります。
いったいどういうことなのか?詳しく説明していきます。
エッセンシャル思考の習慣化に向けて
まずは、「エッセンシャル思考」を理解するために、私たちに刻み込まれている「非エッセンシャル思考」との違いを強調しながら説明していきます。
「エッセンシャル思考」を理解することが第一歩です!しかし、スポーツと同じで「ルール」を理解しただけでは、上手に実践することは不可能です。そのため、「エッセンシャル思考」を理解して貰った後で、「エッセンシャル思考」を習慣化するために必要な3つの技術について説明していきます。
「エッセンシャル思考」と「非エッセンシャル思考」を比較したテーブルをご覧下さい。私たちは知らず知らずのうちに、「非エッセンシャル思考」が刻み込まれていたことに気づいたのではないでしょうか?私も、確かに「非エッセンシャル思考」に当てはまる考え方をしていたことがあるな!と感じました。
それでは、実際に「エッセンシャル思考」を理解して、行動に移すとどのような成果に結びつくのかを図で見てみましょう。このようにすると、その差は明快ですよね?
私たちは無意識のうちに「非エッセンシャル思考」に基づいて行動をしていて、全てのことを、少しずつ、同時並行で行っています。その場合、当然力は分散されるので、全てのことがほとんど進まないという状況に陥るのです!
一方で「エッセンシャル思考」はどうでしょうか?少数のことに、多くの時間とエネルギーを使うので、目に見える成果に結び着きます!仮に同じ時間働いたとして、どちらが「良い仕事をした」と言える状況でしょうか?そして自分の仕事の仕方は、どちらに近いと感じますか?もう既に「エッセンシャル思考」の魅力が伝わってきたかと思います!
そして、これまで行っていた「非エッセンシャル思考」の危うさについても、じわじわと理解が進んでいるのではないでしょうか?
次に、「エッセンシャル思考」と「非エッセンシャル思考」を持った場合の「考え方」「行動」「成果」をまとめてみたいと思います。
やはり多くの人は、頭の中が整理されずに、言われたこと、やりたいことを、順序もよく考えずに全てこなそうとしているのではないでしょうか?
そして、期限が近いからやる、間に合わなければ残業する、眠る時間を削るなどしているのではないでしょうか?
その結果得られるのはなんでしょう?全てに取り組もうとした満足感と言うよりは、疲弊感や無気力感に包まれていることが多いと思います。
これがまさに著者が言うところの、「非エッセンシャル思考」の人間のど真ん中です!
一方で「エッセンシャル思考」の実践者は全く異なります。
「より少なく、しかしより良く」が頭の真ん中にありますので、多くのタスクから、取り組むべきこと(捨てること)を選ぶことから始めます。そして、その実行のための障害はあらかじめ取り除いておくのです。
こういった「エッセンシャル思考」の「考え方」と「行動」を徹底することで、良い仕事だけを行い、より良い成果を「結果」として得ることができるのです。
いかがでしょうか?「エッセンシャル思考」を是非とも身につけたいですよね?
「エッセンシャル思考」を身につけるために、まずは何故私たちが「非エッセンシャル思考」に陥っているのかについて考えてみましょう。
「優秀な人」こそ「非エッセンシャル思考」に陥りやすい?
日々の疲れや効率の悪さを感じて、「解決しよう」と思い悩んでいる人は、「何か良くない状況にいる!」ということには気づいています。つまり、本来は自分で考えることができる、「優秀な人」が「非エッセンシャル思考」に陥りやすいのです。
そのメカニズムを考えてみると、「優秀な人」こそが陥りやすい「ジレンマ」の存在が浮かび上がります。
1.目標に向かい努力して成功を収める。これは良いことですよね!出来なかったことが出来るようになり、達成感を味わいます。
2.「頼れる人」「できる人」と認知されて、少しずつ仕事量や仕事のレベルが上がってくる。そして、承認欲求がどんどん満たされる様になってきます。
3.だんだんとやることが増えすぎ、それぞれの仕事への期待値も高まっているため、手を抜くことが出来なくなっています。時間とエネルギーは分散されていていき、疲労ばかりが溜まり、中途半端に仕事をしてしまいます。それでも「優秀な人」なので、残業や休日に行うことで、なんとかノルマを目指します。
4.いつの日か、雑用に埋め尽くされ、「本当にやりたかったこと」が出来なくなります。この頃には「本当にやりたかったこと」が何なのかさえ忘れてしまいます。
成功することが失敗を生み出す流れに繋がっているのです。まさに「成功のジレンマ」であり「優秀な人」こそが陥りやすい仕組みになっていますよね。
「非エッセンシャル思考」の一般論
仕事だけに限らず、人はどうして方向性を見失ってしまうのでしょうか?著者は「選択肢が多すぎる」ことが現代社会における「非エッセンシャル思考」の要因であると説明しています。買い物についても実店舗、アマゾン、楽天など、比較すべき対象が多いですよね?SNSもTwitter、Instagram、Facebookなど選択肢は多いです。このように何でも選べてしまうために、現代人は仕事でもプライベートでも、選択することに疲れ切っているのです。
本書「エッセンシャル思考」の構成
「エッセンシャル思考」の基礎
「エッセンシャル思考」の大枠と「非エッセンシャル思考」との違い、人が何故「非エッセンシャル思考」に陥りやすいのかを理解したところで、「エッセンシャル思考」を身につけるために進んでいきましょう。まず改めて「エッセンシャル思考」について、理解を深めて行きます。その上で、本書の流れを説明していきます。
「エッセンシャル思考」には3つの基礎的な考え方があります。
私たちには「選択」する権利があります。同時にこれは義務にもなっています。自分の時間とエネルギーを何に注ぐのかを「選択」する、これが基礎的な考え方の1つです。
世の中の大半は「ノイズ」で埋め尽くされています。自分の人生にとって本当に大切なことは、残念ながらほとんどありません。だからこそ、「何が重要なのか?」を正しく見極めることが重要です。
人は何かを選ぶとき、何かを捨てています。この「トレードオフ」の関係を理解して、「全てやる!」ではなくて、「一番大切なことをやる!」というマインドに切り替えることが重要です。
この基本を理解した上で、「3つの技術」を身につけることで、「エッセンシャル思考」の実践者になっていきましょう!
3つの技術
逆説的になりますが、「エッセンシャル思考」を実践するには、より多くの選択肢を検討する必要があります。全てを引き受ける前に、より多くの可能性を深く考える必要があるのです。それには、「見極める技術」が必要不可欠です。自分にとって「本当に大切なこと」はどれか?これを見極めることから始めます。
「やること」を決めると同時に、「やらないこと」には「ノー」という必要が出てきます。そして「ノー」を言う必要があるのは、なんと90%にも上ります。10%の本質に取り組むためには、上手に「ノー」を言い「捨てる技術」も不可欠なのです。これが出来ないと、あっという間に自分の人生が、他人に決められたモノになってしまいます。
また、「何をやるか?」「どう断るか?」これらを毎回判断し、悩んでいると、だんだんとイヤになってきてしまいます。そして下手すると「非エッセンシャル思考」に戻っていきます。そうならないために、体力を極力使わない、シームレスな「仕組み化の技術」を身につける必要があります。
「エッセンシャル思考」を学ぶモチベーション
必ずやってくる人生の最後の瞬間。その時に、「残業してでも、もっとたくさんの仕事を引き受ければ良かった!」「上司の指示通りに働けば良かった!」このように思う人はいません。
今すぐに「より少なく、しかしより良く」の「エッセンシャル思考」の考え方と実践するための技術を身につけましょう!
人生をより良いモノにするための「エッセンシャル思考」を選んだことを後悔する人はいません!さぁ、学び始めましょう!
「エッセンシャル思考」の3つの基礎
「選択」
人間を他の動物と異なる人間にしているのは「選択」するということにあります。他の動物は環境や出来事に「反射」することで「生存」を第1優先します。一方で人間も「反射」しますが、日常において命の危険はほとんどないため、どのように「反応」するのかを「選択」しながら生きているのです。
良い「選択」の仕方として、「もしも1つのことしか出来ないとしたら何をやりたい?」と問いかける方法があります。そして今自分がやっていること、やろうとしていることは、その大切な「1つ」でしょうか?他のもっとやりたいことを、「自分には無理」などと否定して、消極的な選択をした結果になっていませんか?
また、自分が成長してきて「できる」ということによって、それならば「やらなくては」ということが増えることにも気をつけましょう。これによってストレスを抱えることは多くあります。仕事の内容ややり方を上司や他人任せにしていないでしょうか?
「私は「選ぶ」という方針を「選ぶ!」」
まずはこの決意が「エッセンシャル思考」の第一歩となるのです!
「選ぶ」「選択」という言葉を聞くと、ついつい「選択肢」の中身ばかり考えてしまいますが、そもそも自分には「選ぶ能力」がある、ということ自体を忘れている現代人は多いです。これは誰にも奪えない「能力」であり「権利」です!
「選択」しなくなるケース
2つの典型例が考えられます。
失敗を繰り返し自信を失った場合
・全て上手くできずに、やる気がでないので言われたことだけやろう
・いつも怒られてばかりだから、自分の選択に自信が持てない
このようなケースは容易に想定できますよね?しかし、能力が高い、自分に自信がある、そんなことは必要ありません。「選択」は誰も奪うことは出来ません。
能力が高いけれど「選択」を忘れてしまった場合
・期待に応えるためにどんどんと仕事を引き受けよう
・頼まれたことは全てやらないといけないと勘違いしている
これは少し意外だと感じる人もいるのではないでしょうか?優秀な人こそたくさんの仕事が回ってくるため、忙しさのせいでだんだんと感覚が麻痺してきて「選択」という能力を忘れてしまうのです。しかし落ち着いて自分の時間を作り、「選択」の権利を取り戻しましょう。
7つの習慣の1つ、第1の習慣、「主体的である」がまさにこれですね。自分の人生の選択権は自分にあります。まず自分は「選ぶ」ことを「選ぶ」!これを徹底していきましょう!
「ノイズ」
残念ながら、私たちの周りのほとんどの情報、仕事、依頼はノイズの様なモノです。ですので、ほとんどのことは無価値なのです。小さなころから、「努力」することや「コツコツ」頑張ることが良いことだ!と教わってきますが、社会の仕組みや、その中で生き抜くためには、考え方を改める必要があります。全てのことを「努力」で乗り切ることや「コツコツ」行うためには「無限」の労働力が必要になるのです。
「エッセンシャル思考」の「より少なく、しかしより良く」に頭を切り替えましょう。「より少ないこと」に対して、「努力」や「コツコツ」を実践することが、人生を成功に導きます。
80:20の法則(パレートの法則)というものをご存じでしょうか?
なんと成果の80%は、20%の努力によって生み出されているのです。10時間働いた日の売り上げが100万円だとして、80万円は2時間の仕事で稼いでいるということになります。
実際に日々の仕事も、振り返って見るとその多くは雑用と呼ばれるような内容ではないでしょうか?
営業利益や会社の成長に繋がる仕事だ!と自信を持って言えることは、指折り数える程度ですよね。
「トレードオフ」
「選ぶとは何かを捨てること」このことを理解しましょう!
たとえ話をしましょう。お昼休みに上司から2つの仕事を依頼されました。締め切りは明日の朝です。そして1つの仕事には約4時間かかりそうなので、営業時間内に終わらせることはほぼ無理です。ここで選択肢が生まれますね!
・低クオリティーで無理矢理2つを時間内に仕上げる
・自分の時間を犠牲にして残業して2つとも行う
ここでそれぞれの選択をした結果について深掘りしてみましょう。
・低クオリティーで無理矢理2つを時間内に仕上げる
仕事をこなし、自分の時間を手に入れている様に見えますが、信頼を失うことになりますよね?
・自分の時間を犠牲にして残業して2つとも行う
信頼を手に入れ、自分の時間を失っています。さらに、また同じような依頼を受けたときに、断ることが難しくなる、というリスクも生んでいますよね。
それではこの場合の正解はなんであったのでしょうか?
・1つだけ引き受けて、もう片方は断る。これが正解でしたね。
時間内にクオリティーの高い成果を挙げて、信頼を得ることができます。
さらに、自分の時間を守っています。
おまけに、「自分の能力を理解している人間だ」、と「高い評価」を受けて、次からは無理な仕事を振られることも無くなるでしょう。
無理矢理2つを引き受けて失うことと比べて、片方だけを「選択」することのメリットを感じられますよね。
「あれもこれも」マインドは全てを大切にしているようで、何も大切にしていないのと同じです。時間が有限である限り、トレードオフからは逃げられません。何かを「選択」すると、何かを必ず「捨てる」ことになります。「捨てる」というとネガティブな感情が生まれるかもしれませんが、「何を諦めるか?」ではなくて、「何を花開かせようか?」と考えればものすごく前向きになれますね!
「見極める技術」
「エッセンシャル思考」を実践するためには、「見極める技術」が不可欠です。「より少なく、しかしより良く」を達成するために、「非エッセンシャル思考」の人より、より多くの選択肢を慎重に検討する必要があります。
選択肢を見極めるためには5つの要素が求められます。
1.考える余裕
2.情報を集める時間
3.遊び心
4.十分な睡眠
5.厳密な基準
これら全てが揃っていないと、「エッセンシャル思考」の見極めは行えません。「何をやるべきか?」ここが曖昧だと、すぐに人は「非エッセンシャル思考」へと陥ります。ここでは私が「特に大切だな!」と思う要素について実践と共に解説します。
考える余裕を作り出す
「エッセンシャル思考」をするためには、十分に考える時間が必要です。そして、本当に正しい答えを導くには、3つの余裕、時間の余裕、お金の余裕、心の余裕を揃える必要があると思っています。
「非エッセンシャル思考」の人は、「忙しくて考えられない!」というマインドで日々を過ごしています。「考えられない」状況なので、考えずに引き受けてしまって、多くの失敗を繰り返します。そして、忙しい日々から抜け出せないため、いつまで経っても考えられるようにはなりません。
一方で、「エッセンシャル思考」の人は、まず考えるための余裕を作ります。そして、じっくり考えた上で、「選択」を下すのです。「引き受ける理由」に加えて、「どのように成果を生むか?」まで考えているので、良い仕事ができます。
私は、「考える時間を作るため」、「考える時間を邪魔されないため」、パソコンなどの通知は全てオフにして、1人の時間を作ります。その中で、頭の中にモヤモヤがあれば、メモなどで整理しながら、「選択」について結論をだします。
また、「思考中」や「作業中」はタイマーを必ず設定して、ダラダラと時間だけが過ぎていくことが無いように気をつけています。小さなことの積み重ねが、時間管理の徹底に繋がりますし、積み重ねが習慣になり、人生を変えていきます。
忙しさのせいにして、全てを引き受ける「選択」をするのでは無く、きちんと「エッセンシャル思考」を行い、本当にやるべきことを「選択」しましょう!
十分な睡眠
「エッセンシャル思考」に「睡眠」が必要?もっと時間を効率良く使うには、寝る時間は削った方が良いのでは?と思う人もいるかと思います。
そこで、簡単な質問です。
「自分の仕事や役割で成果を挙げるのは誰でしょうか?」
正解は「自分自身」ですよね?
ごく一部の特殊な人を除いて、「人間は寝ないと働けません!」。また、1日8時間は寝た方がパフォーマンスが上がることが知られています。試合の直前まで全力で練習を続けるスポーツ選手はいませんよね?疲れ果てて、良いパフォーマンスが出せないことは明らかです。仕事も全く同じです。体調を整えておかないと、最高の成果は生み出せないのです!
「あと一時間頑張って良いモノに仕上げる!」「寝ると作業量が減ってしまう!」ではなくて、「1時間早く寝て体調を整えよう!」「最高のコンディションで仕事を進めよう!」このような考え方が、重要になってきます。
特に、歳を重ねるごとに無理の利かない身体になってきます。取り返しのつかない状態になる前に、「エッセンシャル思考」を身につけておきましょう。
厳密な基準
「何をやるか?」決めて行くのですが、「何をやらないか?」を決めると考えると、中々難しいのが実際だと思います。特に、相手に「ごめんなさい、やれません」ということまで考えると、ついつい「やっておいた方が良いかな?」となりがちです。
しかし、実はもっとワガママに「ノー」と言って良いのです!中途半端に「やります」というぐらいなら、「ノー」ときっぱり言った方がお互いのためになります。
実際に私の職場でも多くのことに「ノー」という人がいますが、信頼されていて、仕事もきっちり回していることに気づかされました。
難しく考えがちな人のために、以下の二択をお勧めします!
「絶対やりたい!」→「YES」
「NO!」
この2つに振り分けるくらいが丁度良いのです。
こうなると、「YES」の基準はかなり厳しいですよね。そうです、90点以上のこと以外、断らないといけません。自分にとって大切な「最重要基準」を用意しましょう。これにより、自分が行うことは、「90点以上の絶対良いこと」だけに絞るのです。
判断のやり方として、
「上司に言われたから〜」
「頼まれたから〜」
「みんながやっているから〜」
この3つから始まる仕事は全て「NO」で構いません。
消極的な選択は「エッセンシャル思考」とは言えないのです。
より具体的に、明確な基準を用意して、システマティックに断る基準を用意しましょう。悩む必要もありません。悩む時間すら削減していきましょう。
明確で厳しく正しい基準
ブランディングと同じで、「まあまあ良い」ではなくて、「絶対に良い」に特化するということを「エッセンシャル思考」では目指します。
やり方はシンプルです。
まず、今自分がやるかやらないか考えていること(仕事)がどういうものか、書き出しましょう。
その次に、それに関することで、最低限の基準を書き出してみましょう。
そして、理想の基準も書き出してみましょう。こうだったら最高!という理想です!
こうした上で、理想の基準を全て満たしているものだけを、やるかどうか考慮していけば良いのです。一見すると不要な最低限の基準も考えるのは、そもそもどういう基準が存在するのか考えるためのプロセスになります。このように「エッセンシャル思考」を行う人は、取り組む前に、より多くのことを検討して、「より少なく、しかしより良く」を達成しているのです。
「捨てる技術」
ここでは、「見極める技術」によって判断した、数多くの「いらないモノ」をどのように捨てていくのか、もしくは断っていくのかについて考えましょう。今手に入りそうなチャンスを捨てることは難しいですよね!大丈夫です。必要な考え方や、やり方を分かりやすく解説します。
明確な目標を定める
ここでは、定めるべき最終的な目標を作ることを考えます。重要なことは、「かなり明確」ではなくて、「完全に明確」な目標を定めることです。面倒なプロセスに聞こえますが、ここをきちんと行わないと、成長する方向に進んで行きません。
例として組織における失敗から考えてみましょう。
・社内政治が横行する
具体的に何をしたら良いのか分からないと、人間は承認欲求を満たすためにゴマをすり始めます。やるべきことがはっきりとして、それをやれば褒められる、ということが分かっていればそちらに集中するのです。
・何でも屋になる
リーダーの指示が不明確だと社内がバラバラになります。個人でも同様で、関係の無い小さなタスクをバラバラにこなしても、1つの大きな成果には結びつきません。結果的に意味の無い作業を繰り返すことになってしまいます。
「本質目標」の定め方
物事を見極め、不要なモノを捨て、自分やチームが向かうべき方向に「エッセンシャル思考」を使って進むためには、「本質目標」を定めることが効果的です。「本質目標」を定めるためには、いったい「本質目標」が何とは異なるのか?を理解することが必要です。それぞれの内容が「刺激的」か「平凡」か?さらには、目標が「一般的」か「具体的」かによって、判断することができます。
内容が「刺激的」かつ目的が「具体的」なものを「本質目標」と呼びます。一方で、それ以外は、「ビジョン」、「価値観」、「四半期目標」と言った呼び方が適切です。2×2のマトリックスを使うと、理解しやすいです。
例えば、「英語を使いこなせるようになる!」という目標を掲げた場合、「本質目標」はどのようになるでしょうか?
「1年以内に海外に行き、英語だけが使えるコミュニティーで1週間のボランティア活動に参加する」
これは確かに、内容が「刺激的」かつ、目標が「具体的」ですね!
このような目標を作成するときの注意点を考えましょう!
「言葉遊び」をしない
ついつい目標となると、言葉そのものを魅力的にしがちですが、言葉は地味でも中身が大切です。「1つしか選べないなら何をするか?」この視点で、一番大切なことを言葉にしましょう。
「判断基準」が明確
「飛躍的な向上!」「大幅に改善!」などは魅力的ですが、客観的ではありません。誰がどう見ても、「確かに目標が達成されたかどうか」を判断できなければ意味がありません。具体的な数値を盛り込みましょう。
上手に「拒否」する
「見極める技術」を手に入れて捨てるべきモノが分かっても、「本質目標」の設定で向かうべき方向が定まっても、上手に「拒否」できないと、「エッセンシャル思考」は実践できません。ここでは、そのための「マインド」を解説します。
そもそも、どうして人は「断る」ことが苦手なのでしょうか?それは、色々説がありますが、多くの人が「人に好かれたい病」であることや「人間が関係性に縛られた生き物である」ことが関係しているようです。共通することとして「人に嫌われるのが恐い」という感情が潜んでいますよね。ここを克服するための「ポイント」と「考え方」を紹介していきます。
断固としてうまく断る
・判断と関係性を切り離す
仕事を断ることは、相手との人間関係とは別の話です。仕事を引き受けないことで嫌われることはほとんど無いですし、もし嫌われるようなことがあったら、そういう相手とは「付き合い続けない方が賢明だ!」と考えましょう。
・やんわりと断る
「嬉しいお誘いですが、あいにく予定が一杯です。」など、はっきりと「ノー」と言わずに断れば角が立ちません。いくつかレパートリーを用意しましょう。
・トレードオフに目を向ける
この話を引き受けた場合、「何ができなくなるのか?」をしっかりと考えましょう。自分にとって重要なことが失われるリスクと比較すると、断る決意を固めることができます。
・好印象よりも敬意を手に入れる
いつも愛想良く引き受けてくれる人は確かに好印象です。しかし、忙しいときはきちんと断り、引き受けてくれる時もある。こういうメリハリがある方が、仕事に対して責任をもっているという「敬意」を手に入れることができます。「多くの人に頼られ、忙しい人」という自分のブランド価値を高めることにもなります。
断り方の実例
断る理由や目的は理解できても、実際に行うとなると「練習」が必要になります。また、「こう来たら、こう返す」という、スポーツのように自動的に反応出来るようになるとスムーズです。ここではいくつかの具体案を紹介します。
時間を稼ぐ
立ち話、電話、メールなどで予定を聞かれることがあると思いますが、まずは返事を保留しましょう。「他の用事も同じ時期で調整中なので、予定を確認して折り返します。」このように、「今は回答できません」という内容を伝えます。その上で、「厳密な基準」や「本質目標」と照らし合わせてから、回答すれば良いのです。その場で「おそらく大丈夫です」などと「曖昧なイエス」は決して伝えてはいけません。
代替案や別の人を提案する
多くの仕事において、「その時期で無ければ、絶対に意味の無いこと」や「その人でなければ絶対にダメなこと」はありません。「今年は無理ですが、来年なら調整できます」、「私はできませんが、彼なら興味を示すかもしれません」などと返答することで、実は多くのことは「自分がそのタイミングでやらなくてはいけないこと」では無いということが分かります。「今じゃなきゃダメ」「私じゃなきゃダメ」というマインドは忘れましょう!
肯定を使って否定する
仕事の多くは過去にやったことの繰り返しであったり、同じ作業を別の課題に当てはめることです。それを改めて自分で引き受ける必要はありません。「分かりました!過去の資料をすぐに送りますので、必要にあわせて修正しながらご利用ください!」このように、少しは力になるけれど、「全面的に引き受ける気は無い」という意思を伝えるときに最適です。
レパートリーを少しずつ増やして、「捨てる技術」を身につけていきましょう!
線を引き、境界を守る!
「何をすてるか?」これを明確にするためには、迷うことのない境界線を引くことが重要です。線を引くことは手間に感じるかもしれませんが、一度明確な線が引かれると、あとは自動的に「断る」「捨てる」ことが出来るようになります。境界線を作ることで、活動の範囲が狭くなるように思いますが、これは違います。高速道路をイメージしてください。中央分離帯があるからこそ、100キロ近い速度で車が移動できるのです。キレイに区画整理された中で行動する方が、実は自由に活き活きと過ごせます!
守るべき境界を定義する
「土日は働かない」「残業はしない」どんなことでも良いですが、なるべく分かりやすい線を引きましょう。また、それをことあるごとに周りに伝えて行くことが大切です。「あの人は残業しない人」「あの人は飲み会に出ない人」このように認識して貰えると、そもそも「断る必要がある依頼」が舞い込んで来ないようになります。
例外は作らない
一度でも境界線を破ってしまうと、自分の中でも周りからも、曖昧な線引きになってしまいます。「まぁたまには残業も仕方無いかな」とか「あの人は押せばやってくれるよ」このようになると、二度と境界線を守ることは出来なくなります。断固たる決意で、境界線を守るようにしましょう。
「しくみ化の技術」
「エッセンシャル思考」を学び、「見極める技術」と「捨てる技術」を身につけても、いざ行動することは難しいですよね!ここを「しくみ化の技術」で自動的に対処できるようにすることが、「エッセンシャル思考」の体得者になるための最後のステップです!「エッセンシャル思考」は人生をより良いモノにするための有効な手段です!後は自動化するだけです。「エッセンシャル思考」の実践者は「部屋が散らかる前に片付ける!」ので、そもそも部屋が汚れることがない、こんなイメージですね。
余白を用意する!
人生において、仕事、プライベート問わずに、トラブルは必ず起こるモノです。あらかじめこのことを考慮して、スケジュールは80%の範囲で組むようにしましょう。残りの20%は空き時間(余白)として置くことが重要です。そこで想定外のことに対処します。
17時に退社したいのであれば、16時までに仕事を終わらせる計画を立てましょう!余った時間は、何も起こらなければ、自分の好きなことに使いましょう!不思議なモノで、100%の時間を予定で埋めようとすると、自動的に120%くらいまで広がっていきます。80%で済ませようとすることで、余裕を持って対処することができます。最初から全力でやってしまいましょう!
削減「より少なく、しかしより良く」
無駄なことを徹底的に削減して、「より少なく、しかしより良く」を体現しましょう。1日の時間の使い方から、何が無駄な時間、無駄な作業になっているかを見つけ出し、あらかじめ取り除いてしまいましょう!
削減の具体例!
・目指すことを明確にしましょう!
徹底的に具体的な目標を作りましょう!目標が曖昧だと、永遠に作業をすることになります。作業の成果、作業の締め切り、作業の目的、全てをはっきりとさせましょう。
来週月曜に使うプレゼン資料を今日中に作る!
来週月曜に使う15分のプレゼンテーション資料を昼までに作成して、上司に確認依頼のメールを送る。プレゼンの目的は、予算計画変更の必要性を分かりやすく伝えること。
・ボトルネックを特定しましょう!
プレゼン資料作成において、何が作業の進捗を妨げるのでしょうか?メールや電話は邪魔になりそうですね。また、完成度を上げることにこだわると、中々進みません。資料の完成を決定するのは誰でしょうか?自分では無さそうですね。
・ボトルネックを外しましょう!
メールなどの通知を一時的にオフにして、作業に没頭しましょう。完成度は最低限とするため、完全に新規の資料を作るのではなくて、変更点だけに特化した資料を用意することに専念しましょう。資料の完成度の判断は上司が行うので、可能な限り早く上司に送付しましょう。自分のところで止めて悩んでいても、完成には近づきません!
習慣の活用
良い習慣を味方につける
多くの人は雑務に飲み込まれて、本当にやりたいことが何一つ進められないような日々を過ごしています。習慣を変えることで、「エッセンシャル思考」を実践できるようにしましょう。
そのためのマインドはとてもシンプルです。「大切なこと」でスケジュールを埋めて、残りの時間で「雑務」を行う様にします!この順番を決して逆にしてはいけません!
多くの人は、「雑務」をこなしてから、落ち着いて「大切なこと」をやろうと考えがちですが、「落ち着いた時間」は永遠に訪れません。なぜなら「雑務」はとどまることなくやってくるからです。「大切なこと」のスキマで「雑務」は行いましょう。これが自分の限界です!スキマ時間で行えないような「雑務」は能力の範囲外だと考えてください。
この考え方を徹底して行動し続けると、行動パターンが脳と身体にインプットされてきます。スポーツの練習と同じです!繰り返して習慣化することこそが、「しくみ化の技術」なのです。
特に若いうちは、未経験の「新しい仕事」がどんどん舞い込んで来て、「大切なこと」ですら時間内で終わらない状況が続きますが、それにも慣れてきます。「新しい仕事」も繰り返すことで、いつか必ず慣れ、スムーズに行えるようになりますので、安心してください。
悪い習慣を取り除く
人は誰しも悪い習慣を持っています。それを本人が気づいている場合もあれば、気づいていない場合もありますが、時間や健康を損なうことに繋がっているのは事実です。
喫煙、間食、飲酒、SNS、オンラインゲームなどなど、一般的に悪いとされている習慣はたくさんありますよね。実は、悪い習慣も、「しくみ」を理解すると、やめることができるようになります。
習慣は「トリガー」「行動」「報酬」の3つがループすることで、繰り返し行ってしまい、習慣になってしまうのです。例えば、「食事をする」「タバコを吸う」「気持ちが落ち着く」のような流れです。この流れを止める方法がいくつかありますので紹介します。
・「行動」を置き換える
1つは「トリガー」を見つけて、別の行動と結びつけるのが良いです。なぜなら、多くの場合「トリガー」が訪れることは避けがたい場合が多いからです。
例えば、「食事をする」「少し歩く」「気持ちが落ち着く」このように、良い「行動」に置き換えてしまうのが1つのやり方です。
・「トリガー」を無くす
「トリガー」ごと無くしてしまうのも1つの手です。「メール通知」「メール返信」「仕事をした達成感」のようなループで、永遠と「メール返信」だけを繰り返してしまうことってありますよね?この場合は、「通知オフ」とすることで、「メール通知」ごと排除してしまうことが可能です。これなら簡単にできますよね?
・新しい習慣の導入
「悪い習慣」をやめるだけで無く、新しい「良い習慣」を作ることも可能です。「トリガー」「行動」「報酬」の3つのループを利用して、「トイレに行く」「スクワットをする」「健康的になる」などが上げられます。
集中する
「今何が重要か?」を考える癖をつけましょう!ついつい忙しくなってくると、「何からやったら良いか分からない」、「何が大切なのか分からない!」こんな状況においこまれます。このようなパニック状態で行動すると、良い方向に物事は進みません。一度立ち止まり、深呼吸して、「今何が重要か?」を落ち着いて考えましょう。
パソコンとスマホを一度手放して、紙に手書きのメモを書くことも有効です。少し気分を変えて、自分をオンラインから切り離すことで、思考の整理ができます。過去や未来ばかり気になりますが、自分にとって「今何が重要か?」を本気で考えることで、やるべきことはちゃんと見えてきます。安心してください。
「エッセンシャル思考」のまとめ
本書「エッセンシャル思考」をまとめると、大きく2つに整理できます。まず前半では、「エッセンシャル思考」がどういうモノなのかを理解しました。そして後半では、「エッセンシャル思考」を実践するために必要な「3つの技術」を学びました。早速振り返ってみましょう。
「エッセンシャル思考」とはどういうものか
「エッセンシャル思考」とは「より少なく、しかしより良く」を実践するための、考え方であり、それを実現するための行動原理でした。「非エッセンシャル思考」の人たちが、ついつい陥ってしまう、「全てに取り組むが、何も生まない」とは真逆の思考になっています。そして「エッセンシャル思考」の基礎となる3つの考え方は、「選択」、「ノイズ」、「トレードオフ」です。
「選択」
私たちには「選択」する権利があります。自分の時間とエネルギーを何に注ぐのかを決めるのです。これはすなわち、自分の人生を他人に言われるがままに過ごすのでは無く、自分で「選択」するということを「選択」する。これこそが大原則となります。
「ノイズ」
世の中の大半は「ノイズ」で埋め尽くされています。自分の人生にとって本当に大切なことは、10%ほどもありません。「何が重要なのか?」を正しく見極めることが重要です。
「トレードオフ」
人は何かを選ぶとき、同時に何かを捨てています。この「トレードオフ」の関係を理解して、「全てやる!」ではなくて、「一番大切なことをやる!」というマインドに切り替えることが重要です。
「エッセンシャル思考」を実践するための方法
「エッセンシャル思考」を実践するためには3つの技術が必要です。全てが揃った時、無意識のうちに「エッセンシャル思考」の原則に従った行動ができるようになります。はじめのうちは大変ですが、少しずつ身につけて行きましょう。
・「見極める技術」
「エッセンシャル思考」を行うためには、「非エッセンシャル思考」の人よりも、行動する前に、より多くの項目を検討します。「より少なく、しかしより良く」のためには、事前準備が必要なのです。考えるための時間を作り出し、しっかりと睡眠を取って能力を最大にすることが重要です。その上で、90点ルールを採用して、「絶対に良いこと!」だけを検討候補とします。それ以外は全て「ノイズ」として、検討から除外します。
・「捨てる技術」
選別したいらないモノは捨てる必要があります。人の頼みを断ることは難しく感じますが、きちんと断れる人は、「嫌われる」のではなく、むしろ「敬意」が得られるということを学びました。また、断り方もいくつか用意しておくと良いでしょう。「代替案、代理の人を提案する」、「予定を確認して折り返す」、「肯定を使って否定する」など、自分なりのレパートリーを用意しましょう。最後に、境界線を決めること、それを周知することが重要です。「家庭を優先しているので」、「休日出勤はしないことにしているので」、断るたびに伝えておくと、自分という人間が周りの人に理解され、だんだんと断る回数も減ってきます。
・「しくみ化の技術」
「エッセンシャル思考」を無意識に発動させるためには、「しくみ化の技術」が重要です。常にスケジュールは80%に収まるように計画しておくことで、トラブルにあらかじめ備えることが大切です。また時間の無駄使いになるような「ボトルネック」を見つけて、排除することで、作業の進捗を最大化することが重要です。さらに、人間には「習慣」という仕組みがあります。習慣は「トリガー」「行動」「報酬」のループからなるので、「トリガー」を見つけて、良い「行動」で置き換えたり、「トリガー」を避けることで、「悪い習慣」から逃げることが必要です。一方で、新しい「トリガー」を設定して「良い習慣」を生み出すことも可能です。
参考になったなという方は、ぜひ「エッセンシャル思考」に挑戦してみていただきたいです。また、もっと詳しく知りたいと思った方は、「エッセンシャル思考」を手に取っていただけると幸いです。
今回の記事は以上です。
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