こんな悩みを解決! 「レバレッジ NASDAQ100という投資信託が熱いって本当?」
「投資信託を選ぶときの考え方って何?」
「レバナスについて学ぶにはどうしたらよいの?」
「投資信託の比較はどうやってやれば良いの?」
「レバレッジ NASDAQ100という投資信託が熱いって本当?」
「投資信託を選ぶときの考え方って何?」
「レバナスについて学ぶにはどうしたらよいの?」
「投資信託の比較はどうやってやれば良いの?」
2024年から始まった新NISA、
何を買ったら良いか悩みませんか?
世界全体で見たら右肩上がりだから、
「全世界株式」を買うべき!
アメリカの経済が一番強いから、
「S&P500」を買うべき!
人口ボーナス期に入るから、
「インド株式」が良い!
過去のリターンを比較して、
「NASDAQ100」が良い!
直近5年のリターンを見れば、
「FANG+」が良い!
選択肢が多いのは良いことだけれど、
多過ぎると悩んでしまいますよね。
この記事では、人気の投資信託である、
NASDAQ100指数に2倍のレバレッジかけた、
通称「レバナス」をほぼ全力で購入している私が、
なぜ、「レバナス」を選ぼうとしたのか?
非課税枠のNISAで買えなくても「レバナス」を買う意味はある!
そのように考えるに至った経緯を、
なるべくギュッとまとめてお伝えします。
「バックテストを信じる」という前提で結論から言うと、
「過去のリターンを信じるならばレバナス(ほぼ)全力は最適解の1つ」
「レバナス投資は長期投資でも市場平均を上回る可能性がある」
「ITバブル崩壊が来たとしてもS&P500に劣後しない」
「レバナスの一括プラス積立投資で安心」
このように考えて、私は「(ほぼ)レバナス全力」のポートフォリオを組みました。
「必ず儲かる投資はありません!」
「投資はリスクを伴います!」
「リスク許容度の範囲内で、自己責任で慎重に行いましょう!」
株式投資とは何か?
「投資」という言葉を聞いたとき、どのようなイメージを持ちますか?
なんだかギャンブルのようなイメージを持つかもしれません。
特に「株式投資」となると、ディスプレイをいくつも並べて、
株を売ったり買ったりして儲ける、デイトレーダーをイメージする人も多いです。
しかし、株式投資とは株式会社というモノが生まれた当時から、
資本家がリスクを取って何かに「挑戦」する人にお金を出し、
その「挑戦」が成功したら見返りを得るというものです。
つまり、自分の代わりにお金に仕事をさせ、
リターンを得ようというのが、株式投資なのです。
その成り立ちは、資金を基に航海に出かけて、
その旅先で得た金銀財宝や、香辛料、名産物の利益を山分けする形でした。
現在で言えばリスクを取って、工場を作り、製品を売り、
その利益を株主がリターンとして得られる仕組みです。
つまり株式投資とは頻繁に売ったり買ったりするものではなく、
自分が期待する会社、事業、業界の成長にお金を投じて、
その成果を享受するという、健全なモノなのです。
普段、私たちは会社で働いて賃金を得ています。
つまり自らを「労働者」として働かせてお金を稼ぎます。
その上に、人を使って利益を上げる「経営者」がいます。
「経営者」は「労働者」を使ってリターンを得ます。
さらにその上に、お金を使って「経営者」と「労働者」を働かせ、
その見返りとしてリターンを得る「投資家」がいます。
株式投資とは、自らのお金を働かせることで、
「投資家」という立場になることを意味するのです。
そしてこの資本主義社会においては、
「投資家が最も大きな利益を享受する仕組み」になっているのです。
なぜ株式投資を選ぶのか?
お金持ちになりたい!
子どものための教育資金を貯めたい!
老後2000万円問題に備えたい!
様々な理由はあると思いますが、やはりお金は多い方が良いと思います。
結論から言うと、資産を増やすには「株式投資」が最も効率が良いです。
勇気を出して言うと「米国株式」に投資することが最も効率が良いです。
その理由について、証拠を基に説明していきます。
それでは、お金、資本を増やす方法を考えてみましょう。
一つ目は貯金です。毎日せっせと働いて、それを蓄えることで資産を増やします。
銀行に預けることで、わずかではありますが金利もつきます。
貯金の特徴は「元本が保障される」ことにあります。
また、預けたお金はATMでいつでも引き出せます。
もう一つが社債、国債といわれる債券を買うことです。
こちらも「元本が保障される」という特徴があります。
一方で、保有期間が定められていて、いつでもお金を引き出すことはできません。
5年間、10年間保有したら、元本プラス金利を受け取ることができます。
もう一つの方法が、「株式投資」を行うことです。
これは、株式を買い、株価の成長と配当を享受することです。
株式の特徴は、「元本は保障されない」ということです。
100円買ったら110円になることもあるけれど、90円になることもある、
それが株式投資なのです。
減る可能性もあるのに、どうして「株式投資」が、
最も効率良く資産を増やすのでしょうか?
「株式投資 (ジェレミー・シーゲル)」から図を引用します。
1802-2006年の株式、債券、預金の推移が示されています。
1802年に各資産を1ドル分所有していたら、約200年後
2006年にどうなっていたかが分かります。
結果は一目瞭然で、「株式投資」が最もリターンが大きいのです。
縦軸が通常の数値でなくて、10, 100, 1000と桁毎に大きくなるので、
読み取り方には注意が必要です。
200年間で株式は、10万倍にも成長したのです。
また、この図はインフレ率も考慮した「実質トータルリターン」を示すので、
預金(ドル)を見ると、6セントになっていて、価値が10分の1以下にさがります。
つまり、預金が安心という「神話」は幻でしかないのです。
実際にガソリンの値上がり、食料品の値上がりは今も進んでいますよね。
比較的安全な投資先である債券ですが、長期債でも1000倍程度です。
このことから、「株式投資」の圧倒的な効率の高さが分かります。
その中でも、この図が言っているのは「米国株式」が力強いということです。
200年とは言え、人類の歴史から見たら短い!
この先アメリカがどうなるか分からない!
これからはインドやグローバルサウスが伸びる!
こういう反論もあるかもしれません。
しかし、もう少しこの図を細かく見ると、より安心できます。
この図をよく見ると、3つの区間に分けてあることに気づきます。
1802~1870年、1871~1925年、1925~2006年です。
この3つの区間は、惣明期、成長期、波乱の最強国時代に相当します。
つまり、アメリカが現在のインドや東南アジアの様に、
工業化して発展してきた時代、第一次世界大戦を経て、
世界の最強国へと成り上がった時代、
そして、世界恐慌、第二次世界大戦、
ITバブルなど、全てを含んだ200年です。
これら全てを含んで右肩上がりで成長をし続け、
債券のリターン、預金のリターンを遙かに凌駕するパフォーマンスを示しました。
未来のことはもちろん誰にも分かりませんが、
歴史を振り返り、教科書に載るイベント盛りだくさんでも「米国株式」は右肩上がり。
この事実から「株式投資」を選ぶのは賢い選択ではないでしょうか?
特に、国が成長し成熟し、安定していく全ての時代において、
継続的に右肩上がりをした米国は、魅力的であると思います。
一方の日本は、バブル時に世界一の経済大国になろうとしましたが、
バブル崩壊から2024年まで、30年以上、株価が復活していません。
株式投資のリスクとは?
「株式投資」と聞くと、頭を抱えてうなだれいる人の映像を、
なんとなく思い浮かべる人もいるかと思います。
このイメージから、「株式投資」はリスクが高い!
「株式投資」は恐い!と思っている人も多いと思います。
しかし、インフレを考慮すると、絶対安心だと思っていた、
「預金」にだってリスクがあることを知りました。
特に「日本円」で預金をするということは、
「円資産」に全額投資していることになります。
このことはインフレと為替、両方のリスクを抱えることになります。
例えば、1ドル100円の時、100ドルの服は10,000円で買えます。
翌年、インフレが3%、為替が1ドル103円になったらどうなりますか?
同じ服は103ドルになって、為替を考えると10,609円になります。
10,000円貯金をしておいたら、次の年に同じ服は買えないのです!
これ、リスクだと感じませんか?
預金にもリスクがあるということ、頭にたたき込んで下さい。
その上で、「株式投資」のリスクについて考えて行きましょう。
もう一度、1802-2006年の株式、債券、預金の推移を見ましょう。
株式投資の推移にだけ、直線が引かれています。
これが「トレンドライン」といって、「資産成長率」の平均を表します。
つまり、この線に沿ったリターンを得ることが期待できます。
この図であれば、200年の間、平均何%で成長したのか?
直線で近似した結果を意味します。
よく見ると、実際の推移は「トレンドライン」から上下にぶれていますよね?
これが、「株式投資」における、リスクと呼ばれるものです。
ここをきちんと理解しておかないと、株式投資初心者は、
値下がりしたときに、「株は恐い!」と思って止めてしまいます。
株は長期で見ると「トレンドライン」に沿って右肩上がりをします。
しかし、細かく見ていくと、上下にぶれることがある。
「株式投資」におけるリターンはトレンドラインに沿う!
ただし、トレンドラインからずれる「リスク」もある!
このことを徹底的に頭にたたき込みましょう。
例えば「アセットマネジメントOne」で資産運用のシミュレーションができます。
運用利回り、初期投資、積立金額、積立(投資)期間を入力すると、
実際にどれくらいの成績が期待出来るのかが計算されます。
この図では、運用利回りを5%、初期投資100万、積立はせず、
積立期間を10年としてみました。
これだと、10年後には約164万円になっているので、
元本100万円に対して64万円ほど増えています。
これに、毎月3万円だけ積立を加えてシミュレーションするとこうなります。
10年後には約630万円になっています!
元本は100万円 + 3万円 x 12ヶ月 x 10年 なので、460万円です。
最終的には630万になり、170万円増えたということが分かりますね。
どうでしょうか?ちなみにメガバンクの利率は0.001%なので、
10年後にはどちらの場合も1万円も増えません!
少しはリスクをとってみようかな?
リスクを取らない方がリスクかな?
そんな風に思ってきませんか?
株式投資のリスクとリターンの調べ方
先のリターンの予測に使った、年利5%という値ですが、
この調べ方についてここでは解説します。
PORTFOLIO VISUALIZERを使う
リスクとリターンの調べ方は様々な方法がありますが、
ここではPORTFOLIO VISUALIZERというWEBページを使います。
英語のWEBページですが、分かりやすく説明するので安心してください。
PORTFOLIO VISUALIZER Backtest Portfolio
2024年2月19日現在の楽天証券のHPから調べた、
投資信託の残高ランキングを参考にしましょう。
残高が大きいということは、これまでに多くの人が購入し、
そして、期待通りのパフォーマンスを示している可能性が高いです。
細かい説明は省略しますが、投資信託の銘柄というのは、
指数といわれる、指標と同じようなパフォーマンスを出すように設計されます。
全世界の株式に連動、アメリカの500社と連動、NASDAQ市場の100社に連動、こんな感じです。
正直、ランキング上位にある投資信託であれば、どれも優良なファンドです。
実際は、同じ指数に連動しながらも、運用する会社が違うので、
細かくいえば、「信託報酬」「隠れコスト」に差はあります。
この記事では、大きな視点だけ伝えたいので、詳細は思い切って割愛します。
それでは、ランキング上位5位の投資信託のリスクとリターンを調べましょう。
PORTFOLIO VISUALIZERでリスクとリターンを調べるためには、
投資信託がどういった指数(ベンチマーク)に連動するかを入力する必要があります。
指数を表したアルファベットをティッカーシンボルと呼びます。
今回は、こちらで調べた情報を使います。
1位と4位のeMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
→ ACWI
2位と3位のeMAXISSlim全世界株式(S&P500)
→ SPY
5位のニッセイNASDAQ100インデックスファンド
→ QQQ
PORTFOLIO VISUALIZERの設定
それでは、使って行きます。
一番上の設定の部分は何も変えなくてOKです。
「Initial Amount」には10,000が入力されています。
10,000ドルは現在の為替で、だいたい150万円に相当します。
ここで為替を考えても仕方ないので、10,000円だと思ってもOKです。
そして、ティッカーシンボルを入力していきましょう。
上から、ACWI、SPY、QQQです。
検索マークを押して入力すると、予測候補がでてきますので、
正しいティッカーを選択しましょう。
Portfolio #1には100, 0, 0,
Portfolio #2には0, 100, 0,
Portfolio #3には0, 0, 100
このように入力しましょう。
入力が正しいことを確認したら、
「Analyze Portfolios」をクリックします。
すると結果が出てきます。
リスクとリターンの確認
「Analyze Portfolios」をクリックすると結果が出てきます。
「Portfolio Analysis Results (Jan 2009 – Jan 2024)」
と表示がありますが、これがバックテストをした期間になります。
2009年1月から2024年1月の15年間ですね。
それでは、画面を下にスクロールしていきましょう。
「Performance Summary」という表に目的とする情報が出てきます。
「CAGR」とはCompound Annual Growth Rateの略で、
日本語にすると「年平均成長率」なので、この値がリターンになります。
そして、「Stdev」はStandard deviation の略で、
日本語にすると「標準偏差」となり、この値がリスクに相当します。
リターンが大きくてリスクが小さい指数に投資したいのですが、
リスクとリターンは残念ながら表裏一体です。
値動きが大きい指数ほど大きく上がり、下がる時は大きく下がります。
そこで「シャープレシオ」という「リスクあたりリターン」を考えます。
「Sharpe Ratio」という数値、これが小さいほど、
リスクの大きさに対してリターンが大きいということになります。
投資する指数を考えるときはリターンだけでなくて、
シャープレシオを考慮することが重要となります。
今回の2009-2024年の15年間だと、QQQ(NASDAQ100)が最も成績が良いです。
そして、興味深いことに、ACWI(オールカントリー)の方が、
SPY(S&P500)よりリスクが大きいことは驚きですね。
ただ気をつけて欲しいのは、この結果が切り取る期間で大きく変わる点です。
もちろん、期間が長いほど、「平均への回帰」という視点では、
より信頼できるデータといえます。
今回の結果からは、リターンが最大で、シャープレシオも最大の
QQQ(NASDAQ100)が最も優れた投資先になるということが分かります。
その他のPORTFOLIO VISUALIZERの見方
他の項目も少しだけ説明すると、「Final Balance」は最終的な資産です。
2009年1月から2024年1月の15年間に10,000ドルを投資していたら、
ACWI(オールカントリー)で42,748ドル、
SPY(S&P500)で71,279ドル、
QQQ(NASDAQ100)で160,472ドルになったということです。
最もパフォーマンスの低いACWI(オールカントリー)でも、
15年間で4倍になるのですから、株式投資を行わない手はないですよね。
15年銀行に預けていても、10,010ドルにすら増えません。
15年間同じ会社で働いても、給料が4倍になることはありません。
次に株式投資の負の側面も見ていきましょう。
「Max. Drawdown」は投資期間中の最大下落率を意味します。
2009年1月から2024年1月の15年間において、資産が一番大きく減った時に、
どれくらい目減りしたのかが分かります。
この数字が大きいほど、資産が大きく減ったことを意味します。
QQQ(NASDAQ100)が最大で32%以上下落したことが分かります。
資産が100万円まで増えたのに、ある期間に68万円以下になるということです。
これが投資を行う上で、覚悟しないといけないことです。
「Max. Drawdown」の「i」のところにカーソルを持って行くと詳細が表示されます。
2022年の1月から2022年の12月の期間に32%下落して、
下落分を取り戻すには、2023年の12月まで待たなければいけなかったのです。
12ヶ月じわじわと資産が減っていくのを眺めて、100万円が70万以下に下がります。
そして、70万円が100万円に回復するのには、12ヶ月待たないといけないのです。
長期の株式運用は、短期的(1-3年くらい)な下落(-30%)も覚悟した上で、
長期的(10-15年)な値上がり(+300%)を期待するものです。
このマインドを作り上げられないのであれば、長期投資には向きません。
「Max. Drawdown」以外にも、一時的な10%下落は毎年の様に起こります。
PORTFOLIO VISUALIZERでチャートを確認
下にスクロールすると、実際の値動きのチャートが表示されます。
チャートの下の方にある「Logarithmic scale」にチェックが入っていると、
対数表示をしていることを意味します。
これは、長期での指数の動きを見やすくするために使うと思えばOKです。
「Logarithmic scale」のチェックを外すと、通常(線形スケール)の表示になりますが、
過去の値動きが見にくくなります。
「Inflation adjusted」にチェックを入れると、インフレ調整後の指数の値が見えます。
基本的に、現金の価値はインフレによって低下するので、
チェックを入れると指数が目減りしたように見えます。
100万円投資して、15年後に400万円になったけど、
インフレを考慮すると、300万円分くらいの価値に相当するという意味です。
「Final Balance (最終的な資産)」との「CAGR (年平均リターン)」の横の
「i」のマークにカーソルを持っていくと、
インフレを考慮したそれぞれの値を知ることもできます。
他にも色々なことを知ることができますが、ここでは割愛します。
もっと知りたい人は、「節約マスクのお金の話」の動画をご確認ください。
かおるさんが分かりやすく解説してくれています。
レバナスの成績を考察
レバナスのシャープレシオ
それでは、肝心のレバナスのリスク、リターンを確認しましょう。
ここでもPORTFOLIO VISUALIZERを使います。
今度はレバナスのベンチマークとなる「QLD(レバナス)」、「QQQ(NASDAQ100)」
さらに、「SYP(S&P500)」の3指数を比較します。
今回の比較期間は、「Portfolio Analysis Results (Jan 2007 – Jan 2024)」、
となり、2007年の1月から2024年の1月となります。
バックテストの期間は、1985年以降の情報で、
最大の範囲を自動的に行っているようです。
「Performance Summary」を見ていきましょう。
リスクあたりのリターンとなる「Sharpe Ratio」を比較すると
QQQ(0.78) > QLD(0.70) > S&P500(0.58) です。
つまりこの期間では、「QQQ(NASDAQ100)」が、
リスクに対して最も効率的にリターンを上げたことになります。
しかし、QLD(レバナス)はQQQ(NASDAQ100)にやや劣るにせよ、
SPY(S&P500)よりも効率的にリターンを上げています。
また、CAGRを見るとレバナスが最大で、22.74%となり、
圧倒的に高い「年平均成長率」を示しました。
レバナスの圧倒的なリターン
最終的な資産「Final Balance」を見ていきましょう。
2007年1月から2024年1月の17年間に10,000ドルを投資していたら、
QLD(レバナス)で331,106ドル、
QQQ(NASDAQ100)で111,299ドル、
SPY(S&P500)で47,356になっていました。
仮に、20%の税金を取られるとして利益を計算すると、
321,106の80%が残るので、256,885ドルとなります。
税引き後でも、QQQ(NASDAQ100)とSPY(S&P500)を凌駕します。
NISA枠が使えなくても、投資をする価値を感じないでしょうか?
このように見ると、リスクあたりのリターンはやや劣るものの、
最終的なリターンはQLD(レバナス)が圧倒的です。
しかし、なぜレバナス投資がハイリスクなのかと言うと、
暴落時の下落スピードがものすごいことと、
レンジ相場における逓減による資産の目減りだと思います。
レバナスの下落とそれに対する心構え
この図で「Max. Drawdown」を確認すると、
QLD(レバナス)で-81%
QQQ(NASDAQ100)で-50%
SPY(S&P500)で-51%です。
この暴落は日本で言う「リーマンショック」のタイミングで、
は2007年11月から2009年2月まで下落を続け、
100万円が19万円まで下がり、
100万円を回復したのは、2012年の3月です。
これにメンタルが耐えられるのか?というのが、最大の問いになると思います。
結論として、私は耐えられると判断しました。
まず1つの理由は、最終的な評価額の大きさです。
QLD(レバナス)に2007年1月に一括投資をして、
17年間放置すると33倍に膨れ上がります。
QQQ(NASDAQ100)だと11倍、SPY(S&P500)だと5倍です。
途中の80%の暴落など関係なく、最終的に高いリターンが得られるのなら、
十分に資産を運用する価値があると思います。
QQQ(NASDAQ100)とSPY(S&P500)にはNISAの非課税メリットがありますが、
圧倒的にリターンが大きいならば、非課税メリットは不要です。
そもそも、非課税を理由に銘柄を選択するというのは考え方が違います。
将来に備えて、貯金でなくて株式投資をすると言う選択をした時点で、
リスクを取る覚悟はしたはずです。
そして、NASDAQ100でもオールカントリーでも、
一時は含み損になる可能性があります。
含み損を抱えた時に、非課税枠にメリットは無いのです。
その中で、非課税だけを理由に銘柄を選ぶのは、
「セール品だから買う」という、よくあるマインドに似ています。
課税されようがされまいが、自分が買いたいと思える魅力的な銘柄を選ぶべきです。
「安物買いの銭失い」は資産運用において笑えません。
もちろん、同じ銘柄で課税と非課税が選べるなら非課税にするべきです。
大事なのは自分が魅力的だと思うモノを買うことです。
レバナスの下落に対する対策
暴落した後、戻ってくるまで耐えられ無さそうという考えもありますが、
これは定期積立を加えておくと、簡単に改善できます。
2007年の1月に10,000ドルを投資して、その後積立をしない場合は、
リーマンショックの後、QQQ(NASDAQ100)とSPY(S&P500)に追いつくのは、
2013年の夏頃になります。
2008年の夏から最下位になって、5年間ビリをひた走るのはしんどいですね。
2007年の1月に10,000ドル、その後毎月333ドル(約5万円)を積み立てます。
この場合、2011年にはQQQ(NASDAQ100)とSPY(S&P500)に追いつき、
その後もみ合いながらも、トップの座をひた走っていきます。
このシミュレーションでは、投資開始直後に暴落を食らいますので、
そこの安値圏で追加投資をすることで、爆発的な速度で資産が増えていく形です。
QLD(レバナス)の、投資開始初期の暴落というのはむしろラッキーなのです。
さらに積立をした場合の最終的な資産「Final Balance」を見ると、
QLD(レバナス)で1,671,640ドル、
QQQ(NASDAQ100)で530,671ドル、
SPY(S&P500)で296,862となります。
初期投資10,000ドルと333ドルの毎月積立(67,932ドル) = 77,932ドルが、
20倍まで膨れ上がるのです。
まさしく、レバナスは桁違いのリターンをたたき出してくれます。
結論として、QLD(レバナス)投資において初期の暴落は大きな問題ではありません。
QQQ(NASDAQ100)とSPY(S&P500)に比べると下落幅が大きいけれど、
大きく下がった分、たくさんの口数を仕込めるので、逆にチャンスです。
その後訪れる、上昇局面では、下落時に仕込んだ分が一気に花開きます。
この3銘柄は同様に下がるけれど、200年上昇を続けている米国市場においては、
その後の上昇にレバレッジをかけられる、QLD(レバナス)にはうまみがあります。
レバナスの出口戦略
一方で、QLD(レバナス)に積立を15年ほど続けて、
資産を取り崩すタイミングで暴落が来たらどうなるのか?
こちらも想定すべき恐ろしい状況となりますが、「結論は大丈夫」となります。
このシミュレーションはPORTFOLIO VISUALIZERでは簡単には行えません。
想定するのは、2000年のITバブル崩壊がQLD(レバナス)積立投資の終了時期にきたら、
いったい資産がどうなってしまうのか?ということです。
ITバブル崩壊はハイテク企業を中心としたNASDAQ100指数にとって、
最も大きな下落をもたらしました。
Yahoo financeからQQQ(NASDAQ100)の値動きを持ってきましたが、
2008年のリーマンショックと比べものにならないレベルの暴落です。
これはレバナスの基指数のQQQ(NASDAQ100)の値動きですから、
2倍のレバレッジが効いたレバナスの下落はこれの倍です!!
これが、投資終了期に来ると考えると恐ろしいですね。
でもたぶん大丈夫、という結論になります。
参考となる動画を紹介しますので、是非ご覧下さい。
「投資シミュレーターまむすん」の動画内で詳細が検討されています。
動画では1985年から毎月3万円積立投資した結果がシミュレーションされています。
S&P500とレバナスは丁度積立から15年経った2000年頃から、
ITバブルそしてITバブルの崩壊をむかえます。
その時にどうなるのかというと、
・レバナスはITバブル崩壊を受けても元本割れしない
・レバナスはS&P500をアンダーパフォームしない
というとてつもないポジティブな結果が分かります。
15年という十分に長い期間をかけて育てた、QLD(レバナス)は
ITバブルの崩壊が来ても、同じ期間にS&P500投資してた場合よりも成績が良いのです。
これは衝撃の事実ですよね。
ハイテク中心のQLD(レバナス)にとって、
過去最悪の出来事であるITバブルの崩壊を想定しても、
なんとかなりそうである。
この事実を理解しておくことが、レバナス投資を行う上で極めて重要だと思います。
レバナス暴落への備え
レバナスの長期投資の出口で暴落を食らっても大丈夫、という話をしました。
ただ、できれば暴落は食らいたくないですよね。
そこで、自分なりのルールを決めておくことをオススメします。
頭に入れておくべきポイントは2つ。
・株価は右肩上がりのトレンドを持ち、時間をかけて複利を効かせながら成長する。
・大きな暴落は上昇トレンドの後にやってくる
1.長期投資初期の暴落
まだ入金額が小さく、複利も効いてきていないので、資産は小さい。
そこで、暴落を食らっても被害は小さいです。
上昇トレンドが続き、だんだんと割高感が出てきたのが解消されただけです。
コツコツと入金を続けて、下がったタイミングで買えるのは運が良いと考え、
バイアンドホールド、ジャストキープバイイングを続ける。
2.長期投資後期の暴落
入金額が増えて、複利も効いていて、資産も大きくなっています。
上昇トレンドが続いていると、資産もぐんぐんと増えていることでしょう。
特に、もしITバブルのような状況になれば、暴落の前に大暴騰が起こります。
目標金額を決めておいて、暴落する前に目標金額分だけ利確をしましょう。
「まだ上がるかも?」という欲を抑えて、目標分を取りに行ってください。
何のために投資していたのか?いくら必要だと考えて投資したのか?
初期のマインドセットが重要です。
ここでジャストキープバイイングをするのは愚かです。
投資には入り口があれば出口がある。
初心を忘れないように。
レバナスを信じる理由まとめ
200年にわたり右肩上がりを続けた米国株において、
重要な指数となっているのがNASDAQ100株価指数です。
NASDAQ100はまだ40年程度しか歴史は無いですが、
米株指数として顕著な成長を続けています。
この、NASDAQ100に2倍のレバレッジを書けた商品がレバナスです。
リスクあたりのリターンを考えると、2007年の1月から2024年の1月において、
QQQ(0.78) > QLD(0.70) > S&P500(0.58) です。
NASDAQ100(QQQ)に劣後するものの、レバナス(QLD)はS&P500を上回ります。
そして、リターンだけを見ると、
QLD(レバナス)で33倍、QQQ(NASDAQ100)で11倍、SPY(S&P500)で5倍です。
レバナスが圧倒的に高いリターンをたたき出します。
2007年1月から2024年1月の17年間に10,000ドルを投資していたら、
リーマンショック、コロナショック、全て乗り越えて、
QLD(レバナス)は331,106ドル、33倍に生まれ変わります。
税引き後の利益もQLD(レバナス)が圧倒的です。
この見返りを手に入れるためには、大きな価格変動に耐えられる用意をする必要があります。
投資初期に暴落が来た場合はダメージが小さいのでチャンスと考えること。
株価は右肩上がり、資産は複利で増える、暴落の前には暴騰がある。
これらのことを頭にたたき込み、コツコツと長期目線で積立を続けましょう。
投資の出口付近で暴落が来ても、バックテストではS&P500を下回りません。
ただし、資産が増えたときの暴落はダメージが大きいです。
暴落の前には暴騰がある!!このことを忘れずに、
目的金額を設定して10年程度の期間が過ぎた頃からは、
いったん利確することも視野にいれましょう。
「必ず儲かる投資はありません!」
「投資はリスクを伴います!」
「リスク許容度の範囲内で、自己責任で慎重に行いましょう!」
今回の記事は以上です。
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