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「子どもとの接し方」に悩んだ私が「小学生の子の学力をほめる・叱るで伸ばすコツ」を参考に解説

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こんな悩みを解決!

「子どもが勉強をしようとしない」
「なんでベームばかりして勉強しないの?」
「こんなに勉強が嫌いで授業についていけてるの?」
「うちの子は本当に勉強が苦手!!」

小学生の子どもがいると、このように悩む人は多いと思います。
私も子どもが小学生になり、楽しみながら勉強に取り組んで欲しいと思い、
どのように接したら、自分から勉強をやってくれるのか?悩んでいました。

そして、様々な本、動画、経験から学ぶ過程で、
小学生の子どもに対する接し方について、
多角的に分析し、子どもと親の傾向と対策をまとめた、
一冊の良書に出会いました。

菊池洋匡
「しつけ」を科学的に分析してわかった
小学生の子の学力を「ほめる・叱る」で伸ばすコツ
実務教育出版

この本の著者「菊池洋匡」さんは、開成中学・高校を経て、
慶應義塾大学の法学部を卒業されました。
卒業後、塾講師を10年勤めた後に、
2014年に自らの中学受験専門塾、伸学会を開校しました。

この本は一言でいうと、小学生の子どもを持つ親、
特に中学受験をする子どもを応援する親が持つ、
多くの悩みを解決するためのアドバイスをしてくれる本です。

1つの結論を先に言うと、子どもに変わって貰いたければ、
まず親が変わる必要があります。
この本は、親がどう変わるべきなのか?具体的に教えてくれています。

著者の「菊池洋匡」さんは、中学受験のプロであり、
受験生を育てる視点で本書を書かれていますが、
子どもの普段のメンタルやスポーツを頑張りたい場合でも、
多くのコツが共通して使えると感じました。

この記事では、まだ中学受験などを考えていない、
私の視点で「小学生の子の学力を「ほめる・叱る」で伸ばすコツ」
のポイントをまとめて紹介します。

この記事を読んで、少しでも興味を持った方は、
実際に「小学生の子の学力を「ほめる・叱る」で伸ばすコツ」
を手に取って貰えるとうれしいです。

「レバナスに全力投資して良いのか?」YouTube、書籍、投資ツールから学んだ内容を解説この記事では、人気の投資信託である、 NASDAQ100指数に2倍のレバレッジかけた、通称「レバナス」をほぼ全力で購入している私が、なぜ、「レバナス」を選ぼうとしたのか? 非課税枠のNISAで買えなくても「レバナス」を買う意味はある! そのように考えるに至った経緯を、なるべくギュッとまとめてお伝えします。...

はじめに

子どもに対して
「何回同じことを言ったらいいの?」
「いつになったらゲームやめるの?」
「このおもちゃはいつ片付けるかな?」
「またイライラして言い返してるよ?」
何度も同じことを繰り返し叱っていませんか?

叱った効果がないことの証拠です。
つまり、「叱ったつもり」になっていて、
実は何の意味も無かったのです。

子どもが同じ失敗を繰り返したように、
親も行動改善に失敗し続けているということです。
ここは親が行動を変えないといけません。
なぜなら、子どもに変わって欲しいと願い、
それに失敗したのは親の方だからです。

「なんで〜しないの?」
「なんで〜するの?」
これは質問して答えを聞きたいのでは無くて、
基本的には現状を非難しているだけですよね。

本質としては、良い行動を増やして、
悪い行動を減らして欲しいということですね。
「なんで?」という疑問に、子ども自身が答えを持たないといけません。

目に見える「行動」は、子どもの「思考」から生じます。
そして、子どもの「思考」は「性格や価値観」から生まれます。
そして「行動」には「結果」が伴うのです。
まずは、この関係性を理解することが大事です。

「叱る」という行為で子どもの「行動」をどうにかしようとしても、
その下にある、「性格や価値観」に働きかけないことには、
いつまでたっても、本質的な解決にはつながりません。
つまり、価値観の形成を手伝う働きかけこそが、
「科学的に正しいほめ方・叱り方」になります。

子どもが何か失敗した時、やるべきことをできなかった時こそ、
「考えさせる問いかけ」を行うべきです。
・勉強を優先できなかった理由
・早く寝ることができなかった理由
こういったことを自分で探らせる必要があるのです。

性格・考え方→価値観→行動→結果

子どもも、良い行動と良い結果が一度リンクすれば、
そのメリットを理解して、行動を起こすようになります。
では、何から始めれば良いでしょうか?
それは、親が学び行動することです。

繰り返しになりますが、子どもに変わって欲しいと願い、
子どもを変えようとしているのは親です。
そして現状、子どもを変えられていないのであれば、
まずは親の「ほめ方・叱り方」が間違っていたということを受け入れ、
親が学び、行動を変える必要がありますよね。

間違った叱り方をするというのは、子どもが成長しないだけでなく、
深刻な問題を引き起こすことがあります。
ひたすらに子どもを怒鳴りつけることを繰り返すと、
問題行動を起こしやすくなり、うつ病の症状を示す確率も増加します。

子どもを変えたいのであれば、まずは親が変わるべき。
行動を叱るのには意味がなく、性格や考え方を育てる手伝いをするのが正解。
良い行動と良い結果が結びつくプロセスを経験させるのが大切。
間違った叱り方は子どもをうつ病にする可能性を高める。

子どもの自己客観能力を育てよう

子どもの中の自分を良いイメージにするのが目標です。
「何でもできるあの子はきっと親に怒られなかったに違いない」
そんなこと、ありえるのでしょうか?
そんな訳ありませんよね。
生まれてすぐに字が書けて、かけ算ができる人はいません。

誰しも必ず失敗を繰り返して、少しづつできるようになるのです。
大事なのは失敗した時に、「叱られた」と感じさせず、
「改善のためのヒントを貰った」と感じさせることです。
それにはやり方があって、その技術を学んで行けば良いのです。

「勉強って面白いな」
「早寝早起きは気持ちが良いな」
このように思考を育てることが大切です。
そうすることで、
「僕は勉強が好きだ」
「私は早く寝るのが楽しい」
このような意識を育てて行きましょう。

2つの能のメカニズム

何でダイエット中なのに夜中にラーメン食べたんだろう?
お金貯めるって決めたのに、アマゾンでポチっちゃった。

人間の脳には2つの階層があります。

原始的な本能「1階の能」

理性的な思考「2階の能」

どちらも人間の命をまもり、成長を促すために必要ですが、
人はついつい「1階の能」を多用しがちです。
冷静さを失い短絡的な判断をして、失敗して、後悔します。
大人でも失敗をするのですから、子どもはもっと多く失敗します。

理性的な思考をする「2階の能」を鍛えるにはどうしたらよいか?
それは、「独り言を言わせて思考を整理させる」ことが大切です。

感情を行動に移してしまう前に、自分で言葉にするのです。
美味しそうな匂いにつられてラーメン屋に入る前に、
「今はダイエット中だから、家でサラダを作って食べよう」
このように思考して、言葉にすることで行動が変化します。

子どもに何かを伝えたら、これから何をするのか、
自分で説明をさせるようにしましょう。
子どもに「分かった?」と聞くと、
面倒くさいことや、「分からない」と言いたくない感情も交じり、
「分かった」と答えます。
でも、きちんと行動しないことがほとんどですよね。

「思考を整理」できるようになるためには、考えて言語化し、
その言葉を使って説明できる様にならないといけません。
「考えるとは言葉にすること」
「理解するとは説明できること」
この2つを覚えておきましょう。

親子の会話はついつい一方的になりがちです。
「まずこれをやって、次にあれをやって、
これを整理して、これをあそこにしまって、出かけようね。」
「あと、宿題もやるの忘れないでね、分かった?」
言いがちですよね。

「まず何をやるんだっけ?」

「その次は何をやるんだっけ」

「何が終わったら出かけるんだっけ?」

なるべく細かく区切って、子どもに説明する時間をあげましょう。

自己客観視をさせよう

子どもは大好きなこと以外、集中力が続きません。
そして、集中できていないことを自覚していません。
勉強に集中できていない様子、テレビを見てダラダラしている様子、
撮影して見せてあげると効果的です。

大人もスマホで調べ物をしようとしていたはずなのに、
気づけばSNSを眺めて、広告の漫画を読み始めていたり、
ありますよね?

自分を客観視することは、意思や意欲の問題ではなくて、
能力の問題なのです。
心理学的には「メタ認知」と呼ばれますが、
この本では「心の監督」と噛み砕いています。
子どもの「心の監督」はまだ未熟です。

子どもは未熟な状態で生まれてきて、成長します。
未熟な「心の監督」を育てる手伝いは親の仕事です。
「今集中できてなかったよ」ということを、
言葉で伝えたり、動画を撮って伝えたり、
自己客観視ができる能力を一緒に育てましょう。

悪い行動に名前をつけよう

子どもが後悔していることを、一緒に振り返りましょう。
そしてその行動に名前をつけて挙げましょう。
「テレビの終わりの時間が守れなかった」
「宿題を始める前にお菓子を食べちゃった」

子どもに自分はダメなんだ、という感情を植え付けずに、
好ましくない行動を止めさせるには、
そういう悪い行動をさせる悪者を作り上げれば良いのです。

「テレビマン」に負けてテレビ見ちゃったね
「食いしん坊」に負けてお菓子食べちゃったね
どうやったら「テレビマンと食いしん坊」に勝てるかな?
このようにして、倒すべき悪役を設定することで、
自分が悪役を倒すヒーローなんだ!と思うようになり、
やる気にもつながり、子どもを否定することも無くなります。

子どもは自分の成長に気づかない

大人もそうですが、行動や努力がすぐに結果にでないと、
すぐに止めたくなってしまいますよね。
「ダイエットしているけど体重が減らない」
「節約しているのに貯金が増えない」

「過程→結果」にはとにかく時間がかかります。
けれど、過程である行動や努力を続けないと、結果はでません。
過程を続けるためには、その過程の中での成長を見つけないといけません。
それが親の役割です。

他人とは決して比べずに、子どもの過去の様子と比べて、
「去年まではこんな計算できなかったよね」
「漢字練習頑張ったから、字もキレイになってきたね」
「5ページも音読できるようになったんだ」

過程と結果をむつびつけ、頑張れば成長するんだ!
という気持ちが生まれるように、親は手伝いましょう。
「毎日書き取りやったから、書ける漢字が増えてきたね」
「計算ドリル頑張ったから、暗算も速くなったね」

「何をしたから、何ができるようになった」
このペアで考える思考を学ばせましょう。
親も子どもの成長を探すゲームを楽しむ感覚で、
楽しんで取り組むと良いでしょう。

理性的な思考と行動を育てるコミュニケーション

2階の能を育てるコミュニケーション法

どうして子どもは、同じ失敗を何度もくりかえすのでしょうか?
本人が指摘されて、納得してもまた失敗することもあります。
そして、そもそも納得していないこともあります。

この問題を解決するために、親は何をしたらよいでしょうか?
「何を伝えるか?」
「どう伝えるか?」
この2つを理解する必要があります。

目先の欲求より、長期の目標を優先させましょう。
テレビが見たい!ではなくて、まずは勉強を終わらせよう。
このように考え方を切り替えるには、
理性的な思考をする、「2階の能」を育てる必要があります。

2階の能を育てるには、2階の能を使わせる以外にありません。
子どもに考えさせ、自分の言葉で説明させるのです。
子どもに話しをさせるには、親は「しゃべらない」と決めることが大切です。

子どもも大人も同じで、自分の話がしたいのです。
他人の話は聞きたく無いし、叱られてばかりはもっと嫌です。
親は子どもの考えを整理するための、司会者になりましょう。
けれども、「考えろ」「説明しろ」だと、司会者では無くて尋問です。

子どもが黙ってしまったら意味がないので、
イエスとノーの二択問題で無くて、
いわゆる5W1Hを使って行くと良いでしょう。

親「なんで宿題がやれなかったんだろうね?」
子ども「時間が無かったからかな」
親「どうやったら時間が無くならないかな」
子ども「遊ぶ前に宿題を確認すれば良かった」

子どもに自分で考える手助けをして、どうしたらよいのかを決めさせましょう。
大人であっても、子どもであっても、
自分で考えて決めたことは、当事者意識が生まれ、行動に繋がります。

そして当たり前ですが、話すときの雰囲気も大切です。
圧迫面接の様な雰囲気で話しても、子どもは主体的に考えることができません。
身振り手振り、表情、目を見るなど、非言語コミュニケーションも大切です。

そして、子どもと話した後は、必ず反省会を行いましょう。
・自分ばかり話していなかったか?
・威圧的ではなかったか?
・子どもの話は引き出せたか?
・次はどういう工夫ができそうか?
子どもを成長させるには、親の成長が欠かせません!

話す順序で納得感は変化する

自分が話しをせずに、子どもの話を引き出せるようになったら、
次のレベルへと進むときです。
一歩ずつレベルを上げていきましょう。
具体的には
「事実、心情、評価、方針」
この順番で話しを進められる様になりましょう。

例えば、
1.家に帰って、宿題より前にゲームを始めていたよね
2.ゲームは楽しいから、すぐやりたくなっちゃうよね
3.でも、そうすると宿題をやる時間がなくなっちゃうね
4.帰ったら、手洗いとうがいをして、まずは宿題からやろうか?

1.今どうなっているのか?
2.そうなってしまった気持ちもよく分かるよ
3.でも、それだと目指していた学校に入れないよ
4.これからはどうして行く方が良いかな??

この順序で伝えることが大切です。

でも多くの人は、1,2を飛ばして、
3.宿題やらなきゃダメでしょ!
4.帰ったらすぐに宿題やりなさい!!
このように伝えた経験がたくさんありますよね?

この伝え方だと、子どもも突然命令された気がして、
なかなか行動に繋がりません。
その場だけ良い返事をさせても、次にまた同じ失敗をされたら、
意味が無いことの繰り返しになります。

子どもの行動を変えるため、親の話し方、接し方も変える必要があるのです。

伝え方の順序を理解したところで、もう少し深掘りしましょう。

1.事実を共有する

子どもは、メタ認知、「心の監督」の能力がまだ低く、
集中していなかった、騒いでいたなど、
自分のしていることを認識していないことも多いです。

ですので、まず、「今、大きな声を出していたよ」と、
自分の行動を認め、共有することが必要なのです。
大人でも、「ずっとスマホ見てるけど、話聞いてる?」
なんて言われて、ドキッとすることありますよね。

2.心情に寄り添う

心情には良いも悪いもありません。
何を思い、何を考えるのかは自由です。
子どもの心まで否定すると、話しを聞かないどころか、
性格をゆがめることが多いので、絶対ダメです!

その上で「気持ちは分かるよ」と、理解を伝えましょう。
そうすると、子どもも気持ちが伝わったことで安心して、
話しを聞く準備が整います。

「遊びたい、歌いたい、悔しくて悪口言いたい」
思うのは自由です。
けれども、それをそのまま行動に移してはいけない。
状況を考えなくてはいけない、ということを伝えましょう。

3.事実を評価する

・授業中にうるさくしてしまった
・イラッとして悪口を言ってしまった

周りの人はどう感じたかな?
悪口を言われた人はどう感じたと思う?

大人から見た評価を一方的に伝えるのではなくて、
自分の言葉で、考え、言えるように促しましょう。

4.今後の方針を考える

同じことが起きたらどうしたら良いと思う?
ここでも、子どもが自分の言葉で言えるようにサポートしましょう。

子どもの話を復唱する

・子どもの話を聞く
・話しを聞く順序

この2つをマスターしたら、「復唱」に挑戦しましょう。
子どもが、「自分の言ったことが理解された」と思う効果と、
大人にも、先回りして答えを出したり、
一方的に怒鳴ってしまうことを、防ぐメリットがあります。

それでは、兄弟げんかのシーンを想像しましょう。
下の子がしつこく悪口を言い続けて、
上の子が、ついカッとなって叩いてしまったとします。

「なんで叩くの?」
「叩いた方が悪い!」
ついつい、言ってしまいますが、
「なんで叩いちゃったのかな?」
と、質問することからスタートしましょう。

「遊んでただけなのに、急にバカって言われて、
ムカついたから叩いちゃった」
「バカって言われたから、叩いたのね?」

こうすると、子どもも、「悪口を言われたら叩いて良い」
この理屈が間違っていることに気づきます。
自分の言ったことを、親の口から聞くことで、
自分の考え方が、行動が間違っていたことを、
改めて感じることができるのです。

子どものやる気を引きだそう

大人も子どもも共通ですが、
やる気を引き出すには2つの要因を理解する必要があります。
「内的要因」と「外的要因」です。

やる気を出して行動した結果、どこから報酬が貰えるか?
という意味で、内的、外的、という言葉が使われます。
勉強そのものが楽しければ、「内的要因」
勉強するとゲームが1時間できるなら、「外的要因」
このように分類できます。

継続的にやる気が引き出せるのは、もちろん「内的要因」です。
やる気スイッチは「内的要因」で入れてあげましょう!
「外的要因」の場合、継続的に行うことは難しいですし、
中学に入る、大学に入る、
節目毎に、やる気や目標を失ってしまう恐れがあります。

内的要因の育て方

自分の中から、「やりたい」という気持ちが沸くには、
どのようにしたら良いでしょうか?
もちろん、他人がコントロールすることはできません。

ここでは、子どもに内発的な動機づけをもたらす、
3つの要素を紹介します。

自律性

「自分のことは自分で決めたい」という欲求

関係性

「他人と良い関係を築きたい」という欲求

有能感

「自分はこの目標を達成することができる」という感覚

職場や家庭をイメージすると、大人が幸せを感じる条件と一致します。

自律性 「仕事に裁量が与えられていて」
関係性 「上司や部下は人当たりが良くて優しく」
有能感「自分の経験や力と、周りのサポートがあるから達成できる」
こんな環境であれば、仕事も頑張れそうですよね!

子どもの場合はどうか?

1.自律性

親が強制的に塾に入れてもダメなのは、簡単にイメージできますね。
また、やりがちですが、テレビやゲームを取り上げても、
勉強の時間は増えないというデータもあります。

「国語と算数どっちからやる?」
「ご飯の前と後、どっちに宿題やろうか?」
とても小さなことに見えますが、
自分で選んだという感覚は、大きなやる気に繋がります。
人間の脳って、本当に面白くできていますよね。

2.関係性

子どもとの信頼関係を育てるには、
話しをきちんと聞くことが一番大切です。
勉強の話しにかかわらず、遮らずに最後まで、
好きなように話しをさせましょう。

これは、7つの習慣の第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」
に、まさに対応しますね。

【7つの習慣】第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」を解説7つの習慣の1つである、第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」をの達成に向けた方法と実践例を7つの習慣を参考に解説...

評価する、否定する、自分の意見を言う、全てNGです。
ただひたすら、ニコニコうなずくだけで良いのです。
それがどれほど難しいのか、一度やってみるとすぐ分かります。

3.有能感

いきなり難しい問題を与えるのではなく、小さな課題を与えて、
やったら褒め、成功したら褒め、を繰り返しましょう。
成功体験を与え続けることが大切です。
子どもは自分の成長に気づかないので、
大人が気づいて、教えてあげましょう。

「こんな難しい漢字書けるようになったんだ!」
「読むの速くなったね!」
「すっごい集中してたね!」
褒める言葉のレパートリーを増やしましょう。

Chat-GPTに子どもを褒める台詞を考えて貰うのもありですね!

Chat-GPTを解説【7つの習慣】第7の習慣「刃を研ぐ」の実践7つの習慣の1つである、第7の習慣「刃を研ぐ」で行った学びと実践例をChat-GPTを参考に解説しています。...

学力アップにつながる子どものやる気!!!

なぜ勉強しないといけないのか?

「なんで勉強しないといけないの?」
子どもは親や先生に聞きますが、
実は子どもは答えは知っているし、理解もしています。

分かっているけど、面倒くさい、
遊ぶ方が楽しいのに、と思い、
愚痴をこぼしているだけなのです。

それでも何度も聞いてくるならば、
勉強をする理由を、整理する手伝いをしてあげましょう。
子どもに、勉強するとしないで結果がどうなるか、
書き出させてみましょう。

漢字練習
頑張るとどうなる?
・テストの点が上がる
・親や先生に褒められる
・学校の成績が上がる

頑張らないとどうなる?
・ゲームがやれる
・お菓子が食べられる
・ダラダラできる

あとは、「どっちを選びたい?」と、聞くだけです。
自分で事実を書き出せば、冷静に判断できます。
頭では分かっていても、感情的になってサボります。
一度、書き出すことで、冷静に行動を選べるようになります。

話しかけ方のコツ

・否定をしない
子どもは、時にわがままを言ってみたり、
不可能なことを言い出したりします。
そんなときでも、最初から否定することはNGです。
まず、「分かった、ゲームがしたいんだね」
と気持ちを受け入れてあげましょう。

そして、「今日はもう遅いから、
明日、朝起きてからやろうか?」
と条件をつけて提案をしましょう。
ゲームしたい思う気持ちまで否定すると、
子どもは自分を否定された様に感じます。

欲望全てを実現させてあげることは不可能ですし、
ただのワガママな子どもに育ってしまいます。
でも、ゲームしたい、遊びたい、そのように思うこと、
感情を抱くことは自由なので、そこは認めてあげましょう。
その上で、こうすれば出来る様になるよ、と提案しましょう。

子どもですから、それでも何度も食い下がってきます。
そんなときも、感情は否定せずに、同じ対応を繰り返しましょう。

子どものやる気を起こさせるコツ

即時報酬と遅延報酬

勉強やダイエットなど、長期的に見て良いことは、
遅延報酬と言われます。
これは、何か行動を始める理由になりますが、
良い行動を続けるには、即時報酬も必要なのです。

これが、スタンプラリーやポイントカードが人気な理由です。
遠くのゴールと、日々の行動、どちらにも報酬が与えられると、
人は行動を始め、継続するようになるのです。
スマホのゲームでも、ログインボーナスってありますよね。
あれは、まさに人間の脳の仕組みを使って、ゲーム依存させるしかけです。

そして、大切なのは結果ではなくて、行動に対して、
毎回報酬が与えられることです。
努力を止めたら、将来の目標には近づきません。
しかし、継続的に努力するのは容易ではありません。

その努力を続けさせる、やる気を起こさせるコツが、
小さな努力を褒めることです。

子どものマインドセットを育てよう

行動にフォーカスせよ!!

結果ではなく行動にフォーカスして
テストの結果は、実力だけ出なくて、
その時の問題との相性、気分、体調、などで決まります。
毎回の結果は細かく見ずに、長期目線で、右肩あがりならOKです。

株価も細かい上昇と調整を繰り返しながら、
トレンドラインが右肩上がりならば良いのです。
子どもの成長も、資産の成長も同じです。

上がったり下がったり、ジグザグしながらでも、
ゆっくりと成長して行けばOKです。
そして、この成長を支えるためには、
毎回の結果、点数に目を向けるのでは無く、
行動、中身にフォーカスしましょう。

・前回間違えた問題を今回は正解したね!
・間違えちゃったところ、自分で調べて解き直したね!

「100点じゃん!すごいね!」
これも大事ですが、これだと、何が良かったのか?
次に何を頑張れば良いのか?子どもには分かりません。

良いところ、悪いところを、具体的に教えて、
褒めることをメインに、伸びしろをやんわりと指摘しましょう。

親の声かけ

才能に言及しないことが大切!
「バカだね」、「頭悪いね」、これは論外として、
その逆の、「天才だね」、「頭良いね」もNGです。

その理由は、「結果は才能で決まる」と思うようになるからです。
「自分はできる!」こう思うのは良いことですが、
「才能があるからできる!」と勘違いすると、
躓いた時に、「自分には才能が無い!」となってしまいます。
そして、上手くいっているときも、努力をしなくなります。

一方で、才能にフォーカスせずに、
「予習をしっかりやって素敵だね」
「テストの間違いの見直し、しっかりやってたね」
このような、行動にフォーカスして声をかけると、
行動や努力によって結果が変わると、考えられる様になります。

すると、順調な時は、「コツコツ頑張ったから結果に繋がった」
「毎日の勉強を続けよう」と思うようになります。
躓いた時も、「何が分からなかったのか?」
「どこを集中的に勉強すれば良いか?」
このように、行動を見直そうとします。

行動を変えれば、次の結果は変えることができる。
行動と結果を結びつけて、努力ができるようになります。
これは、勉強に限らずスポーツも同じですね。
このようにして、人は成長していきます。

繰り返して頑張れば、実力がついてくるという考え方。
努力の結果としての小さな成功体験。
こういったことが繰り返せるような、
親の声かけが重要です。

行動を褒めよう!!

行動が結果に繋がったんだよ、と伝えよう。
子どもの中で、行動と結果が結びつくような、
前向きな声かけをするようにしましょう。

褒める声かけをしよう!

テストで90点を取った時、
まずは90点も取れたことを褒めましょう。
そして、90点も取れたのは、
いつも宿題を頑張っているからだね、
と、行動と成功を結びつけましょう。

やってはいけないのが、親が伸びしろを探すことです。
「あと10点分のミスを気をつけよう」
ついつい言いがちですが、NGです。
成長途中の子どもは、実力が安定していないので、
成功も失敗も紙一重です。

90点取れたテストも、次にやったら60点になる、
こんなことは簡単に起こります。
できた部分、得意な部分を褒めて、
実力を安定させ、成功体験を再現させる方が、
最終的には伸びていきます。

失敗した部分を成功させるのは、とても難しく、
それが上手くいかないと、勉強そのものが嫌いになります。
得意なことを定着させて、自信を確信にかえてから、
苦手なこと、新しいことに取り組んだ方が、
結果的には近道だということです。

スポーツも同じですね。
1つの得意なプレーを繰り返して身につけてから、
別の技術、新しいプレーに取り組んだ方が、
成功体験によりマインドも育つため、成長が速いのです。

親だけでできるアンガーマネジメント

1.本当の感情を見つめる

喜怒哀楽は感情を示す表現ですが、
実は怒りだけ、仲間はずれなのです。
怒りとは、悲しみ、失望、不安、といった、
他の感情が高ぶっている状態を指します。

つまり、怒りの裏には、別の気持ちが必ず潜んでいます。
「早く起きて!」
この裏には、学校や仕事に遅れるという焦りの感情があります。

「なんで勉強しないでゲームしてるの!?」
これには、何度も言ってきたのに理解されない失望、
子どもの将来に対する不安が潜んでいます。

つい、カッとなってしまった時は、
怒りにまかせて行動してしまう前に、
怒りの裏にある、「本当の感情」を見つけ出しましょう。
こうすることで、自分を客観視して、
論理的な判断をする2階の能が働きだし、
冷静な行動をとることができます。

2.落ち着くまで待つ

冷静になると言っても、なかなか難しいのが現実です。
そこで手っ取り早いのが、イラッとしたら何もしないことです。
その場を離れ、少し経ったら戻ってくるのもOKです。
短絡的な感情で行動してしまうより、遙かにましです。

短期的な怒りは6秒程度でおさまるため、
6秒間だけ黙る、6秒間ゆっくり深呼吸をする、
こういったことが有効だとも言われています。

3.怒ってしまった時どうするか?

1,2は怒らずに済ませるアイデアですが、
人間ですから、怒ってしまうこともあります。
せめて、そこから何かを学びたいですね。
そこで有効なのがアンガーログ、怒りの記録簿作りです。

自分が何に対して怒ったのか?
怒りのレベルはどのくらいだったのか?
記録を取ることで、自分が何に反応しやすいのか。
これぐらいの反応で抑えるべきだった。
などを理解すると、少しずつ、
その通りに行動出来るようになるのです。

子どもに成長して欲しいなら、
大人も努力して成長しないといけません。
今、自分が何に怒っているのか?
自分の行動や態度は今どうなっているのか?
冷静になって分析できるようになれば、
怒りで失敗することは減っていきます。

子どもに対してだけでなく、日常や仕事でも、
怒ることが減ると、生活の質が向上します。

私は、何かイラッとすると、Xに投稿します。
このとき、怒りの内容をそのまま書くと、
見た人を不快にさせる可能性があります。

アンガーログをかねて、自分はこういうことに怒りやすい、
こういうことを見て、イラッとしてしまった。
など、分析や反省を投稿すると一石二鳥ですね。

4.子どもを褒めるプロを目指す

子どもと良いコミュニケーションを取るためには、
まず、話しを聞いて貰う必要があります。
しかし、話を聞こうとしない子どもは多いです。

それは何故でしょうか?
実は、「怒ってばかりいる」と思われているからです。
自分にも職場で苦手な人、いませんか?
あの人はいつも嫌みを言ってくる。
あの人は絶対に穴を探してケチをつけてくる。

大人の場合は仕事ですから無視はしませんが、
話の内容を半分くらいしか聞こうと思いませんよね。
でも子どもだったら、怒っている人に話しかけられると、
本能のままに無視をするのです。

ではどうしたら、この人の話を聞こうと思いますか?
褒めてくれる人の話ですよね。
大切なことは、叱る数の3-5倍褒めることです!

人は嫌なことほど、強く記憶に残るようになっているので、
同じ数だけ褒める、叱るを繰り返すと、
「いつも怒っている人」と認定されます。

では具体的に、どうやって褒めれば良いでしょうか?
「子どもを見て褒めることがあれば伝えよう」
こう考えている時点で、叱るの3-5倍褒めるのは不可能です。

「褒めること前提で子どもを眺める」

このマインドが正解です。
叱るというチョイスはありません。
「褒める」を決定事項として、何を褒めるか考えましょう。

ラーメン屋に入ってカウンターに座ったら、
メニューの中から食べるものを選びますよね?
いや、ラーメンの気分じゃないや、って退店しますか?
「褒める」も同じです、子どもと向き合ったら、
何を褒めるか?どう褒めるか?だけを考えれば良いのです。

「やる気の無い姿勢で勉強する」
「イライラした態度で謝る」
本当はやりたく無いのに頑張った、
そこをまずは褒めてあげましょう!

大人でも、苦手な相手の対応、
気の進まない残業、ありますよね?
それを頑張った後で、上司から態度が悪い、姿勢が悪い、
ネチネチと言われたらイラッとしますよね。

子どもの振り返りのサポートをしよう

振り返りというのは、大人にも有効なコーチングの技術です。
何が良かったのか?
何が良くなかったか?
次はどうすべきか?
同じことが起きたらどう対処するか?
一緒に振り返って、軌道修正をしましょう。

部下や若手への指導方法を「最高のコーチは、教えない」を参考に解説部下や若手への指導方法に悩む方に向けて、コーチングという技術を習得することで、真の意味での育成が可能になることを説明します。コーチングの考え方、理論、実践について紹介します。...

振り返りのサポート方法

・5-10分で自分の一週間を振り返る
・聞き手がフレームワークにメモする
・聞き手は5W1Hで質問する
何を?いつ?なんで?どこで?だれが?どうやって?
・意見はしない(思考整理のサポートだけ)

例えば、
1. 今週、一番頑張ったことは何?
2. どうして頑張れたの?
3. 頑張れなかった週との違いは何?
4. 今週、失敗したかなと思うことは何?
5. どうして失敗したの?
6. 上手くいったときと何が違った?
7. 来週頑張りたいことは何?

振り返りは、質問側も場数をこなす必要があります。
職場で同僚や部下と試し見るのも良いですね!

まとめ

子どものほめ方、叱り方に悩んでいる人の多くは、
「何度、同じことを言えば分かってくれるの?」
「なんで同じ失敗を繰り返すの?」
に集約されると思います。
これつまり、親が言いたことが伝わってないということです。

結論、言い方、伝え方が間違っているということです。
現実を受けとめ、正しいコミュニケーションの取り方を学びましょう。

子どもは自分を客観視する能力が未発達です。
気づけば遊んでいる、ぼーっとしている、そんなことに気づいていません。
まずは、叱るのでは無く、現状を伝えることで客観視する力を育てましょう。

人間の脳には理性的に思考する2階の能があります。
感情的で無く、理性的に考えられるようにするためには、
思考力が必要です。
思考力を鍛えるには、子どもが自分で話しをする時間を設けることが大切です。
子どもが考えを整理して、自分の言葉で話すのをとにかく聞いてあげましょう。

子どもをほめるときは、ほめることだけを考えましょう。
何があってもほめる!!ダメ出しはしない!と心に誓って、
子どもをほめるプロを目指しましょう!!

ほめるときは結果や才能では無くて、行動をほめましょう。
行動したから良い結果がでたね!
予習をしたからテストの点があがったね!
練習をしたから試合でかつやくできたね!

親にほめられることが一番の喜びです。
頑張っている姿、ちゃんと見ているよ!
ここが伝われば、上手くいけばもっと頑張るし、
失敗しても、次は成功するかも!!
という気持ちがわいてきます。

今回紹介していない内容や、面白エピソードも盛りだくさんの書籍です。
冒頭のマンガと文章の組み合わせで、読みやすい工夫も満載です。
ぜひ、一度手に取って貰えるとうれしいです。

菊池洋匡
「しつけ」を科学的に分析してわかった
小学生の子の学力を「ほめる・叱る」で伸ばすコツ
実務教育出版

今回の記事は以上です。

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わーち: わーち流7つの習慣のススメの管理人 「7つの習慣」を学び、「7つの習慣」を身につけるための挑戦を開始しました。習慣化に必要な考え方、知識、スキル、を身につけるため、そして自らの学びを発信するため、「わーち流7つの習慣のススメ」を立ち上げました! 本の読み方、勉強の仕方、自己成長、時間管理、など、様々な学びについて、みなさんの役に立つ「有益な情報」をお届けすることを目指します! 「7つの習慣」を身につけて継続するために、徹底的なタイムマネジメントをして、これまで以上の仕事の成果を出しながら、毎日30分、集中してブログ活動を続けています! 将来は、みなさんの私的成功と公的成功をお手伝いをする仕事をしたいので、そのために毎日勉強と発信を続けていきます! どうぞよろしくお願いします!